「手汗がひどくて仕事にならない!」そんな私が実践する手汗対策

小さな頃から手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)を患う筆者は、特別室内が暑いわけでもないのに、手の平からは異常な汗が出てしまうことで悩んでいます。

例えば仕事上においては、

  • 書類を手に持つと、汗ですぐにヨレヨレになってしまう。
  • 使用しているPCのキーボードとマウスは手垢・潮がつきやすく、すぐに汚れてしまう。
  • 電話対応をすると、受話器が手汗でベタついてしまう。共有の電話機なので気まずい。
  • 名刺交換時、いつも手汗がバレないかドキドキしている。

このような手汗に関する悩みが、常に付きまとっていました。

そこで今回は、重度の手汗を患う筆者が、日頃実践している、オススメの手汗対策についてまとめました。また、気軽に始められる方法から順を追って説明していきます。

私の実践している手汗対策が、同じように仕事上の手汗で悩んでいる方の助けになれば幸いです。

卓上扇風機を使ってみる

あなたがオフィスワークをしている人であれば、まず第一にオススメしたいのが卓上扇風機の使用です。

卓上扇風機は、名前の通り、机の上にも置ける小さなサイズの扇風機です。
風を手元に直接吹き付けることができるので、手汗への即効性があり、さらに効果抜群という優れものです。

手汗で悩む多くの人は、下記の悩みをお持ちだと思います。

  • PCのキーボードやマウスが常に手汗でベタベタ・ベトベトする
  • 手垢や潮がつくから、すぐに汚くなってしまう
  • 不意に誰かに自分の使っているマウスを触られたら、嫌悪感を抱かれてしまう

筆者自身も手汗がかなり酷く(酷い場合だと汗が雫となって滴り落ちるほどの発汗量)、常にマウスやキーボードが手汗でベタベタになってしまい、正直自分でも、自分自身のマウスやキーボードは触るのを躊躇するぐらい、すぐに汚れてしまうことが悩みの種でした。また、常にマウスやキーボードは手汗でベタベタなので、周囲からの視線はすごく気になっていましたし、不意に誰かが自分のマウスやキーボードに触れようものなら、手汗がバレてしまうことの恐怖と恥ずかしさから、叫びだしたいほどの羞恥心がありました。

もちろん、ハンドタオルは常に手元におき、こまめに手汗を拭うように意識をしていました。
それでも、とめどなく溢れ出てくる手汗…。
あまりに酷い場合は、トイレで手を洗ったりもしましたが、あまり劇的な改善にもつながらず、手汗のせいで仕事にも集中することができず、効率的に仕事が進まないと悩むこともありました。

そんな中、試行錯誤で見つけた手汗にとってもいい対策は、卓上扇風機です!
小型の小さな扇風機で、かつ値段も2000円~3000円程度とあまり高くなく、いろんなメーカーから販売されています。
卓上扇風機を使ってみればわかりますが、やはり手汗対策には即効性抜群!効果抜群!という感じで、手放せません。
ただし長時間の使用をしていると、手先がどうしても冷たくなりがちなので、ご自身の手汗の症状レベルと比較しながら、ご自身にあったペースで使用をすることをオススメします。

ちなみに、筆者が使用しているのはこちらの卓上扇風機です。
折りたたむと引き出しにしまうこともでき、また色合いがオシャレで気に入っています!

ドウシシャ 卓上扇風機 スリムコンパクトファン
ナチュラルウッド FSS-107U NWD
2,433円
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Kanako

Kanako
卓上扇風機が使える環境のオフィスであれば、ぜひ1台購入をオススメします!手汗対策になくてはならない存在になるはずです!

 

卓上扇風機の購入の際に気を付けるポイント

前述したように、卓上扇風機は手汗対策にはとても適したものだと言えるでしょう。
しかし、次の点を必ず考慮してから購入をするようにしましょう。

  • 風量調整ができるかどうか
  • 静音かどうか
  • 電源は自分に適しているものか(USB、電池、コンセント等)
  • その他の付加価値はあるか(デザイン性、保証等)

直接量販店などで購入される場合は、実物のサンプルを見れるようであれば、必ず自分好みの風量かどうか、静かに動作するかどうかなど、気になる点をチェックをしたうえで購入ができますが、アマゾンなどの通販で購入を検討されている場合は、上記の4項目は必ずチェックをするようにしましょう。製品情報だけでなく、口コミを見るのも大切ですね。

特に、静音かどうかというのは、デスクワークでの使用では重要です。
オフィスの雰囲気にもよりますが、割と静かな職場であれば、小さな音であっても意外と気になるもの。出来る限り静音設計され、かつ風量も調整ができるものであれば、人の視線が気になる時は弱風にして、人の視線が気にならなくなれば強風にする、などの工夫も可能なはずです。

また、中には、会社の電気を勝手に使用することに後ろめたい気持ちを感じる方もいるかもしれません。そんな場合は、電池式の卓上扇風機を購入するようにしましょう。

ネット通販で買える塩化アルミニウム液治療

多汗症の有効な治療方法のひとつに、「塩化アルミニウム液」という外用薬での治療があります。専門病院を受診した場合にも、多汗症治療の第一選択肢としてあげられることも多くある、最も代表的な治療方法です。

この塩化アルミニウム液は、通常の薬局やドラッグストアではまず手に入りません。
通常は汗の疾患を診てくれる専門病院でないと処方されないことが多いのですが、ネット通販で気軽に買える塩化アルミニウム液配合薬を見つけました。
今回は気軽に始められる仕事上の手汗対策ということで、病院などに行かずに始められる方法ということで、下記の2つの商品の利用をオススメ致します。

【日邦薬品】オドレミン 25ml塩化アルミニウム濃度:13%
25ml:1,000円
日本国内で販売されている市販薬の中では、塩化アルミニウム濃度が最も高い商品。ビンをよくふってから、汗のかきやすい部分に適量を指先で塗布して下さい。
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デトランスα  ワキ用/手足用塩化アルミニウム濃度:20%
25ml:初回2900円
医療先進国デンマーク発の制汗剤。
塩化アルミニウム濃度は20%と高く、海外製品のため日本の薬事法での規定値を超える高配合。販売実績75万個、多くの汗の悩みを抱える人々に支持されています。
ワキ用を買う 手足用を買う
※ネット通販専用商品

塩化アルミニウム液は、濃度が高い方が制汗効果が高いのですが、その分肌への負担も懸念されてしまいます。このため、初めて塩化アルミニウム液を使用する場合は、濃度の低いオドレミンから使用してみることをオススメします。

また塩化アルミニウム液は、汗が出てくる患部に直接塗り込み、汗の出口(汗腺)にフタを作って、汗が出てこないようにする治療方法です。
この汗の出口にフタを作る期間は個人差がありますが、平均として約1週間程度は継続利用をしないとフタがきちんとされず、手汗の効果が感じられません。
このため、ネットで購入後、すぐに使用して手汗に対し即効性がある方法ではなく、少なくとも数日間使い続けることが必要になります。少し根気がいる方法でもあるのです。

個人的な見解にはなりますが、塩化アルミニウム濃度20%レベルの商品を使えば、他の手汗対策グッズとは比べ物にならないぐらいの高い制汗効果があります。
今はネットで気軽に上記のような塩化アルミニウム液配合薬が購入できる時代ですので、ぜひ気軽に試してみることをオススメします!

塩化アルミニウム液の効果的な使用方法はこちらの記事を参考にしてください。

局所性多汗症の有効な治療方法のひとつに、「塩化アルミニウム液」という外用薬での治療があります。専門病院を受診した場合にも、多汗症治療の第一選択肢...

手汗対策商品(制汗剤)を使用する

日常生活で支障がでるレベルの手汗(常に手の平から手汗が出ているようなレベル)の場合は、上述した塩化アルミニウム液配合の商品でないと、まず手汗を止めることはできません。
しかし、肌が敏感肌で塩化アルミニウム液を使うことができなかったり、最近少し手汗が気になってきたかな?程度の軽度の手汗で悩み始めた方は、下記の手汗対策用クリームの使用がオススメです。

TESRAN(テサラン)
25g:3,980円
楽天・Amazon・ヤフーショッピングではランキング1位を獲得したことのある、手汗対策のクリームです。最大72時間サラサラが持続して、手汗が出るのを防ぎます。
TESRANの公式サイトで買う
※ネット通販専用商品

こちらの商品は最近ネットで話題になっている手汗対策用のクリームです。
上述した塩化アルミニウム液配合の商品との大きな違いは、肌にとても優しいこと。
肌が弱い方、敏感肌の方、塩化アルミニウム液だと刺激が強すぎる方は、テサランを利用するといいですね!

実際重度な手汗に悩む筆者もテサランを使用してみました。
塩化アルミニウム液に比べると、やはり制汗効果は低いですが、それでもマメに塗り直しをすれば短時間ではありますが、手汗を抑えることができました。

実際にテサランを使ってレビューした記事はこちら。

手汗用の制汗クリームとして、近年ネットで評判が高い商品といえば「テサラン(TESARAN)」が有名かと思います。 ネットでは割と良...

インナー手袋を利用してみる

自宅作業時など、人の目が気にならない場合は、インナー手袋を利用してみるのもオススメです。

インナー手袋とは、ゴム手袋やビニール手袋を利用する方用に作られた、手袋の下に着ける手袋のことです。洋服でいう肌着(インナー)のような役割を果たす手袋となり、通気性のないゴム手袋やビニール手袋を使った作業中に、ムレや汗のべたつきのような不快感を抑える効果があり、通気性・速乾性・吸汗性がある素材で作られています。
また、伸縮性のあるナイロン生地で作られているため、手の平にフィットすることから、細かな作業にも対応できる手袋です。

元々は、精密機械などの組み立て工場等の作業員さんや、薬品会社などで実験をする研究員さんなど、終日通気性のないゴム手袋やビニール手袋を利用している方向けの、手汗対策として誕生した手袋です。

通気性・速乾性・吸汗性がある手袋なので、まさに手汗に悩む人にとってはぴったりの手袋だと言えるでしょう。

ちなみに、筆者が主に使用しているのは、指がでているタイプの下記のインナー手袋です。

ショーワグローブ 指切りインナー手袋(B0950)
1袋10組入り(20枚)
価格:1,296円
amazonボタン

手袋をつけるとなると人目が気になると思うので、会社での使用は勇気がいると思います。しかし、筆者の体験談では、他人は自分が思うほど人が身に付けているものに対してツッコミは入れてきません。何か言われたとしても最初の1週間程度でしょう。

インナー手袋の実際の使用感や、綿手袋と何が違うのか?ということなどは、下記の記事を参考にしてください。

あなたは、インナー手袋をご存知でしょうか? 手汗に関するサイトは沢山ありますが、執筆時点でインナー手袋を紹介しているサイトが他にないため、...

手汗とうまく付き合って、仕事の効率をあげましょう

酷い手汗で悩んでいる方は、きっと自分のこの体質を嫌い、他の人と比べ、自分の体質を悲観している人が多いと思います。
筆者の私自身も、同じように自分の体質が大嫌いで、他の人みたいに効率よく働けないことに、やりきれない憤りのようなものを感じていました。

でもどんなに自分の体質に悲観したとしても、手汗を今すぐ劇的に改善する方法は現在の医療を持ってしても、残念ながら、いまだに見つかっていません。

手汗を止めたい!何とかしたい!と思う気持ちは十分にわかります。
手汗を完全に止めることができるETS手術(神経を切って汗を根本的に出なくする手術)を知った人は、「私にはもう手術しかない!」と思い詰めてしまう気持ちも分かります。
しかしETS手術は、あまりにリスクが高い治療方法のため、一か八かのETS手術も安易に選択ができるものではありませんよね。

そこで、私が伝えたいことは、「手汗と上手に付き合って、生活の質をあげていく」ことです。手汗を完全に止めることは難しくても、適切な対応を行えば、手汗の発汗量を今より軽減したり、また不快感を和らげることは可能です。
手汗と上手に付き合うことができれば、今あなたが抱えているストレスは大きく減らすことができるのではないでしょうか。

私の実践している手汗対策が、同じように手汗で悩んでいる方の助けになれば幸いです。

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